6月8日

いつまでこんな事が続くのか、、何度思ったことか。
でも、今日で終わってしまうなんて。
そう思った自分を何度も攻めた。 いつまでも続くわけじゃないと
わかっていながら、そんな事を思ったなんて。

夕方20CCほどのポカリを飲んだら5分ほどして、苦しそうに
戻してしまった。
それから急に呼吸が荒くなり聴診器で心臓の音を 聞いたら、
いつもとは違う感じの音が・・弱い・・そして遅い。
ふと気が付くと、もう下顎呼吸をしていて、少し水を含ませたところ、
ぜんぜん飲み込まず、反対側の口からこぼれた。 様子がちがう
他のワン子の散歩をしていた主人を 早く来て! と呼んだ。
二人でクリームの体をさすってやるしかなかった 
どれほどそうしていたのかはわからないけれど
少ししたら、2度ほど顔を自力で持ち上げて呼吸したのが最後だった。
でも、心臓の音はまだ残っている様に聞こえ、
しばらくしたらそれは止まった。
思わず胸を叩いたが、もう二度とは動かなかった
主人は、もう瞳孔が開いてるよ・・と言った
他の3匹達は、まだ呼吸の荒かったクリームのそばに、
一瞬集まったかと思うと、
それぞれのl場所に行ってしまった。後で思うと、
その時に魂がクリームの体から抜けたのだ、、、と。
午後7時30分、私達一家の見守る中旅立った。
きっと私の仕事が一段落するまで待っていてくれたんだ。

           

                 クリームに寄り添うミルキー
           父さんが毛を丁寧にコームで優しく梳いてくれました

           

                 添い寝をする娘のクー

夜は何時もの様に、ボンボンベットでクリームと最後の夜を過ごした
目を開けるとすぐに見える所にクリームは寝ているけれど
今夜は、何もする事がない。クリームは静かに、そして
穏やかに寝ているから。


9月9日
午後3時に霊園を予約した。
       

これから暑くなるので、お似合いのメッシュのシャツをかけてやった。
お友達がお花やクッキーを焼いてクリームの最後に会いに
来てくださり、2時の出発をお見送りしてくださった。 
霊園に着いて、可愛い箱の中にクリームを入れてやり
最後に、二人でかわるがわる抱っこしてやった。
その時、クリームの最後の声を聞いた。
それはいつも、フーン、、と言ってた、その時の声だった。
それは、はっきりと私と主人にも聞こえる程の声だった

冷静に考えると、最後に吸った空気が肺に残っていて
抱き上げた時に 声となって出たものだと・・・。
最後のクリームの声を聞くなんて・・・涙が止まらなかった。
ずーっとそのまま抱っこしていたかった。

    

そして、夕方お骨となって帰ってきたクリームをたくさんのお花が
囲んでくれた。 お友達が送って来て下さったお花。
お供えしていた乳ぼうろをブギが盗み食い、、
お花をちぎって、ミルキーが食べた
クーはただうろうろと・・・。


       

2001年2月21日に亡くなったピピ、(奥)
2002年6月8日 クリーム、(左) 
そして後を追うように9月1日に逝ったミルキーのお墓(右)